2014/07/02

さらば、愛しの福川研


 こんにちは。福川研究室です。
 残念なお知らせがあります。福川研究室は今年でなくなってしまうのです。福川先生が今年で退職されてしまうからです。私もできることなら大学院は福川研究室に入りたかった・・・。しかしそんなことを言っても仕方ありません。最後に福川先生にご指導いただけることに幸せを感じながら紹介します。

 福川研究室は都市系の研究室です。都市計画や町並み保存、中心市街地再生などを研究領域とし様々なプロジェクトに取り組んでいます。研究室のプロジェクトといっても学生が主体となっているものが多く、福川先生は私たちのサポートをしたくださるという感じです。私が研究室に所属した4月から現在までの主なプロジェクトのフィールドをあげると、奈良県橿原市の今井町、長野県の小諸市、千葉県香取市の佐原などがあり、ほかにも香川県高松市の丸亀町商店街や東京都板橋区の大山商店街、ベトナムのハノイなどがあります。 




 今回は今井町での活動を紹介します。

 福川研究室では今井町の今西家さんが持っている5軒長屋の内の1軒をお借りして改修を行っています。去年まではがれきの撤去や床下の掃除、壁の塗り替え、雨漏りの修復などを行っており、ようやく中で活動できるまでになりました。そこで、今井町で今井町並み散歩の最終2日間で行われる六斎市に合わせてワークショップを行いました。 


 ワークショップは今井町で8月に行われる灯火会(とうかえ)のための灯籠を作るワークショップです。私は祭りの方の手伝いであまり参加できなかったのですが、写真のような小さい子供達から、今井町について勉強した私たちよりも今井町に詳しい年配の方までたくさんの人に参加していただき、様々な個性のある灯籠が完成しました。


 六斎市では祭りのメインイベントとして、今井町にゆかりのある今井宗久とお茶をテーマにその時代の衣装に扮して町を歩く茶行列が行われました。毎年、福川研究室の学部4年生が飛脚の役をさせてもらっているのですが、今年はなんと、福川先生も茶行列に参加しました。


 今井町でのプロジェクトに一区切りがつくと、4年生演習が待っていました。
 都市系の研究室では毎年合同で4年生演習とやらをやっています。簡単にいえば卒業設計の予行演習です。グループ設計ですが。しかしグループ設計といえども侮っては行けません。最終提出物は卒業設計と同じA1版プレゼンボード10枚です。しかもこれは卒業設計をするかどうかによらず、全員がしなければならないのです。恐怖です。設計が嫌いな人にとってこれほど恐ろしいことはありません。私はそうでもないですが。


 その4年生演習が先日ようやく終わりました。長く苦しい戦いでした。多くの健康な睡眠たちが犠牲になりました。彼らのことをいつかは忘れてしまう日がくるでしょう。しかしそれでも私たちは未来へと進まなければならないのです。

 最後に、このブロクの管理・編集をしてくれている関君。
 4年生演習の提出のために締め切りを5日も延ばしてもらった挙げ句、さらにはその締め切りさえも過ぎてしまったことを大変申し訳なく思っている。
 そこで物は相談だが、我らが恩師福川裕一先生の笑顔に免じて許してはくれないだろうか。
 良い返事を待っている。
(文責 松崎)


福川研ありがとうございました!!!
この卒業設計演習はかなりヘビーですが、必ず今後の自分の力になるでしょう!

そして締め切りについてですが...うーん...前例を作ると甘える人が出てk...ん????
こ、この御方は福川様ではありませんか!しかも笑っておられる!(いつもだけど)
ならば...もちろん...むしろ無理なスケジュール管理をしていた私めがッッ!!!

こんな茶番は置いといて、次回の告知ですー笑

次回は柏崎研究室です!!!
一年生のときの授業以来多くの人があまり関わりの無い研究室ですが...
神秘のベールに包まれた研究室の実態とは!?
お見逃しなくー!
(文責 関)